置かれた場所で咲くために

スポーツというカテゴリーにはたくさんの競技がある。
野球やサッカーなどメジャーで競技人口が多いスポーツから、聞きなれないマイナーなスポーツまで。
それぞれに特徴があり楽しさがあり、何を得意とするかは人によるところ。
高校の時の部活は陸上部だった。
自分は走り高跳びが得意だと思ったので、それがやりたくて入部したけど道具がなくて、顧問の先生に400mハードルを半ば強制的にやらされた。
その理由が今もずっと心に残っている。
「競技人口が少ないから」
今思うと、とてもビジネス的な視点なのがよくわかる。
参加している人が少ないほど、勝てる可能性が高くなる。
個人の希望よりも、いかに適した場所で結果を出すか。
もしかしたらそこで出した結果で高揚感が得られるなら、それもひとつの喜びにつながる。
でも最終的にいい結果は出せなかった。

スポーツも仕事における業界も似たようなものだと思う。
人気の仕事は注目を浴びるし、参加してる人も多いし、その分競争率は高いしお金も集まる。
好きは誰にも邪魔ができないけど、得意くらいなら今の場所ではなくてもっと自分の特性を活かせる場所はあるかもしれない。
それこそ参加してる人が少ない場所なら、先の理由のように勝てる確率も高まる。
勝ち負けではなく輝けるという方が適している。
こうして過去を振り返ってみると、今まで歩んできた道のりが心に残った言葉通りをなぞっているような気もしてきた。
特に際立った能力がないもので、はなから競技人口の多いところを避けてきたような。
誰もやってないことをする方が輝ける可能性はあるけど、誰に見向きもされない可能性も高まってしまう。
まだ自分に適した場所が見つかったとは到底思えない。
適した場所を見つけるより、適した場所をいちからつくるのが好きなんだと思うけど。
好きは誰にも邪魔ができませんから。

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