老いの受容とアンチエイジングのバランス(質問回答編#3)

思わず笑ってしまったこの質問、どうしても男性目線になってしまうので当事者の認識には及ばないことをご了承ください。

巷には自己肯定感や自己効力感などの前向きな言葉が溢れているけど、前提として自己受容感がなによりも大切だと思う。
自分の長所も短所も含めてありのままの自分を受け入れること。
でもこれが現代社会ではとてもむずかしい。
情報技術の発達で“比較”という呪縛が発動しやすくなっているから。
意図的に情報を断ったりと自分でコントロールできるようにならないと、人は社会的な生きものである限り周りの環境と関わることからは逃れられない。
自己受容感を高めるには、日々の瞑想から世界の成り立ちの理解、存在への問いかけなど、とても哲学的な思考の訓練が必要とされる。

女性の美容に対する執着を男性が求める成長や名誉への執着と置き換えれるならば、何となく理解できるような気はする。
よく例えられる男性は狩りをして、女性はコミュニティに属し家族を守るという構図。
生命の根源的な欲求である生死の間際で戦い子孫を残していくようにプログラミングされた本能は、先の執着が役割分担で各異性に結びついているのも納得できる。
女性は男性の注意を惹くために美を磨き高めることが今も染み付いている。
まずは老いの過程で現れる身体の現象を誰かと比べることなく自分で受け入れないといけない。
どうしたって劣化していく美への価値は、他の何かで補うことがせめてもの本能に抗える手段なのかもしれない。
他の何かとは、自分が得意とする個性や能力や技術のこと。

年齢もやっかいなもので、数字は時に便利なものであるけど比較が生まれ認識が固まってしまうから、“気にしない”が一番の処方箋のような気がする。
もしくは自分の中で大いにサバを読めばいいのだと思う。
思い込みからいかに解放されるか、気の持ちよう、心のあり方、メンタルが行動に及ぼす影響は絶大で、不安が中心にあると不安になる情報を自然と摂取するようにできている。
このことから思考が現実化するという言葉はスピリチュアル系でもなんでもなく極めて論理的に成立していると思う。
「まだまだ若い!」と強く思い込むことで事態は好転する、はず。

最後に食事の重要性は言うまでもありません。
基本的にジャンキーなものや甘いもの、お肌によくないものや身体に悪いものを欲しがるのは疲れているから。
その疲れがどこから来ているかを考え抜いて原因を改善すれば食事も必然的によくなっていく。
いろんな悩みごとの多くは、まず自分は何を大事にしているか、どんな価値観を優先しているか、どうなりたいかを明確にすることから始まるような気がする。
それは人それぞれなのでバランスの取り方も同じように言える。

*何か考えてほしいテーマがあれば気軽にお声がけください。
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