久しぶりの料理

久しぶりに料理を作った。

どんなものを作ろうかというところから始まる。

パラパラと料理本を眺め、ロンドンで買ったレシピ本の盛り付けを参考にしながら、買い物先で見つけた食材をどう調理すればいいかを考えていく。

言っても自分が今まで作ったものの中からアイデアは生まれる。

一連の作業から生まれる行為はそれを望んでくれる人がいるからできるのであって、期待に応えたいだとか、喜んでほしいだとか、双方向のやりとりが見えないところですでに始まっている。

コロナによる味覚障害からまだ抜けきれてなかったので、味付けにそう左右されないメニュー構成にしてみた。

やっぱりいざ身体を動かしてみると、あれもこれもと欲が出てしまうもの。

丁寧にすればするほど時間がかかって自分が消耗してしまうだけなのに、やらずにはいられない性格はほんとになんとかしてほしい。

考えることも、手を動かすことも、想像した形に出来上がっては消えていく料理という作品、自分が思っている以上に評価を受けることが嬉しい反面、まだなんとなく自分の中で納得がいかずメイクセンスしないままでいる。

他にやりたいことのあることが本当にいいことなのか、ひとつの道を極めるのが正解なのか、時代と照らし合わせてみても、それを決めるのは自分の決断でしかない。

どのような形で料理をライフスタイルに持ち込めばいいのか、どの割合でやれば自分にとってちょうどいいのか、考えても考えてもよくわからないままでいる。

クリエイティブと経営の両立だってそう簡単な話ではない。

むしろそもそも欠けている能力を補うのは不可能なことかもしれないと思ったり。

自分の料理の価値をお客様から求められているのは本当にありがたいこと。

料理ね、どうしたらいいんだろう。

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