老いについて

人間の平均寿命は1年で3ヶ月ずつ伸びているそう。

身体に悪い食べ物も増えている中で、長生きしていることが皮肉っぽい。

きっと医療の進化や豊かさがそれを上回るのだろう。

人生50年と言われていた時代の世界を変えてきた人たちはみんな若いうちに事を成している。

そのバイタリティたるや今から考えると想像を絶する。

なんとなく昔の人の方が人生が濃い。

長生きすることが正解かどうかわからないけど、今の時代はわりと高齢な人でも若く見えるし元気なのはおそらく豊かさとも関係してると思う。

たしかに昔描いていたおじさんやおばさん像は、実際にその歳になってもあまり見当たらない。

のび太のお父さんや、クレヨンしんちゃんのお父さんより自分の方がきっと年上に違いない。

周りの40代50代の人もみんな若々しく見える。

昔のイメージはもう変わってしまった。

そんな中で時代は、老後はゆっくりと、みたいなことはさせてくれない。

仕事がずっとあるとは限らないし、長く続く企業もほんの数パーセントで、元気な限り何かアクションを起こさないと生きづらくなってきた。

成人や定年の年齢も昔の平均寿命をもとに決められたから、今は変わってもおかしくはない。

65歳なんてまだまだ元気に動けるし、成人は18歳に変更になったけど、反対に30歳くらいでもおかしくはないくらい20歳そこそこじゃ若者はまだ未熟なままな気がする。

この歳になってようやく大人になれた気がするから。

老後は子供に面倒を見てもらうという図式も今の時代ではもう通用しない。

お世話になりたくないし、子供の人生の時間を奪いたくない、という価値観に大半の人がなってると思う。

自分の人生は自分でなんとかしないといけない自己責任論も行き過ぎるとプレッシャーになるけれど、年齢問わず分かり合える人同士で助け合うコミュニティが見つかれば、より生きやすいのかもしれない。

動ける身体を維持するためにも、メンタル、食事、運動、睡眠、あたりまえの健康は今から意識していきたいところ。

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