仕事に何を見出すか

仕事は生きていく上で基本的には欠かせないもの。

現代社会ではお金がないと日々の生活が成り立たない。

仕事とお金はとても密接な関係。

生きていくために、お金のために、仕事をしている人はきっと大勢いる。

やりたいこと、好きなことが見つからない、自分に得意なことなんてないと割り切って、生活のために仕事をしている人がきっと大勢いる。

人生のステージが上がっていくにつれ守るものも増えて、仕事は、お金は、欠かせないものになっていく。

長い目で見たら追々社会の制度が整い、無理をして仕事をしなくても安心して生活ができるようになるとは思うけれど、現状では身体が動く限り仕事をしていないと、この長寿の時代を生き抜いていけない。

誰だって将来の仕事やお金のことを心配していると思う。

ぼくも同じように心配はしている。

ただ仕事もお金も大事だけれど、仕事の対価をお金という基準だけで計るのは少し違うと思う。

お金は数値化できるので便利でわかりやすい反面、思考を盲目にもさせている。

給料や時給のよさ、いかに楽か、いかに時間が短いか、で仕事を選んでしまう。

けれど今の働き方を変えようという動きはその傾向が強い。

生産性や効率を考えることはもちろん大事だけれど、それを優先するあまり次第に見失っていくことが必ずあると思う、

単純に時間を短くしたからといって解決できないこと。

料理をはじめアートや技術職の仕事や、文化的な営みがまさにそうだろう。

時間をかけてこそ形成される財産は、目先の利益を求めていては決して作れるものではない。

仕事の対価はお金だけではなく、人と人の信頼関係や、やりがいや使命感、没頭できる喜びなどの価値観も含まれている。

それらを見出すのは他者から言われてわかるものではなく、自分自身の体感からでしか得られないものだと思う。

仕事している時間をどう解釈するか。

仕事に何を見出すかは自分で決めていい。

お金を基準にして見ると飲食業界はブラックでしかないけれど、仕込みの時間も、買い物に行く時間も、情報発信の内容を考える時間も、気軽にメッセージが送れるようになった今お客さんとのやりとりにかかる時間も、全部見えない時間だけれど、それらを楽しいことと解釈したとたんに仕事は充実したものに変えることができる。

綺麗事かもしれないけれど世界の解釈は誰に侵害されるでもなく自分自身の心の持ちように委ねられている。

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