世界を広くしたのは人のせい

人がどこまでも遠くまで行けるは

未開の地に人が手を加えてきたから。

道を作ったり、橋を渡したり

水や電気をひいたり、家を建てたり。

やがて街ができ、雇用が生まれ

生活感の呼吸が色づいていく。

そんな風景を見ると、

人の叡智と技術はほんとに素晴らしいと感慨深くなる。

田舎町で見かける芸能人が、

なにかのコマーシャルをしているポスターを見ると、

その認知度の高さをあらためて思い知る。

インターネットで世界が繋がったとはいえ、

まだまだテレビや新聞のほうが影響は大きく

隅の方まで行き届いている。

ネットは都会にいても苦手な人は多いし、

そもそも使えないと繋がれない。

それにネットは、個人にパーソナライズしていくので

自分の嗜好に似た情報を与えてくれるし、

自分が知ってる範囲でしか検索ができないから、

どうしても偏りが生まれてしまう。

反対に、アナログなメディアは

自分が求めてない情報も自然に入ってくるから

新しい発見があるのはいいところだと思う。

両方のいいところをうまく使い分けれると、

より便利だと思うから、デジタルが苦手だとは

言ってられない時代がやってきていることは確かである。

アナログメディアもネットメディアも、

だれかのバイアスがかかってるので

真実とは限らないから、

自分でよく精査できるようにならないと。

世界の隅々にまでいいところあるのに、

まだ知られてないところがたくさんあるのは、

なんかもったいないと思った。

でも現実問題、隅っこのほうは経済が

好循環してるとはとても言えない状況。

世界を広くしたのはいいけど手入れが行き届いてないのは、

なんとなくほったらかしな感じでよくないと思った。

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