経営失格

どんな社会活動も経営能力が必要で、

お金を循環させないことには、事業が継続できない。

例にもれず飲食店も、料理とサービスだけでなく、

むしろ経営能力が一番大事だと言い切れる。

たとえどれだけ料理が美味しくて、

どれだけ心地よい空間とサービスでも。

でも料理を作ってる人は、仕事をしてる中で、

あまり経営のことを学ぶ機会がない。

その大切さにもあまり気づかなかったりする。

頭にインプットするだけの勉強よりも、

実際に自分でお店をしてみてわかるものでもあるから、

もうそれは経験するしか方法がない。

4年もお店を続けてきたけど、

決して経営が上手だったとは言えない。

一人でできる限界も経営に教えてもらえた。

何を満足とするかは、人それぞれだけど。

どうしても利益より、お客様に喜んでもらう方を優先し、

気前よくサービスしてしまうのは、

料理を作ってる人のあるあるだと思う。

利益とお客様の喜びのバランスはとてもむずかしい。

経験をしてみたけど、未だに答えなんてわからない。

料理の評価はあっても、経営に関しては失格だったと

思っている。もう次に活かすしかない。

関連記事

  1. 思想は時を超える

  2. 記憶に残らない料理

  3. 小さな社会

  4. なかなか決まらない

  5. 人の目、網の目

  6. デジタルアイデンティティを育てていく

0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x