只今を秋と呼んでいいのか、爽やかな陽気で、
目の前の公園にもたくさんの人が賑わっていた。
公園でのんびり過ごすことが豊かな時間であると主張した
理想とするコンセプトは、ほど遠くなってしまったけど、
子供達が無邪気に遊んでる様子を眺めてると、
初心は間違っていなかったと思えてくる。
子供が子供でいられる時間はほんとにあっという間。
小学生の高学年にもなると、自我が形成されて、
好き嫌いがはっきりしてくるし
大人の顔色を伺うようにもなってくる。
ピュアな心を持っている期間がどれほど貴重なことか。
予測不可能な笑いを起こしてくれるし、
曇りのない笑顔で向き合ってくれる。
ぼく自身もたくさん経験させてもらった。
一人目の子供では、初めて経験することだから、
その大切さがなかなかわかりにくいけど、
二人目以降になると、その時間の有り難さを実感する。
仕事をする人が増え、家族のかたちも変わってきていて、
親が子供としっかり向き合う時間も少なくなっている。
子育てに正解はないし、勝手に育つものでもあるけど、
愛を伝える術は同じ時間の中にしかないと思う。
時間はみんなに平等に過ぎていく。
なんのためにどう意識して使うか。
子供と過ごせる時間は長い人生で見るとほんのわずかな間。
後悔のないようにしたいものです。