納得感

本作りは、家探しと似ているような気がした。

どこを最適と判断するか。

原稿はだいぶ前に大かた完成してたにもかかわらず、

印刷業者さんとのやりとりに時間がかかってしまった。

コロナでなのか、なぜなのか電話をすることができず、

メールでのやりとりになってしまい、

忙しいのか、無下にされてるのか、レスポンスが遅く、

思いのほか、もどかしい気持ちになった。

データの微妙な変更があったり、

細かい手直しがあったり、

出版やパソコンに関しても、知識が乏しいため、

苦戦してしまい、さらに時間がかかってしまった。

紙質やデザインなどお金はかければかけるほど、

いいものはできるけど、予算にも限りがある。

制約の中で何を優先させるのか。

悩んだし、迷ったし、自分を納得させるのに、

エネルギーをたくさん消耗した気がする。

もうこれ以上は時間をかけれないと、

正直少し嫌にもなってきていた。

それと同じような感覚が家探しとリンクする。

知らない土地ならなおさら、初めての場所に

住むというのは、とても勇気がいる。

住んでみないとわからない。

隣や上の人の騒音がすごいかもしれない。

環境や校区の影響も大きい。

やってみないとわからない。

なんでもそうかもしれないけど。

予算の範囲内で何を優先させ、何を妥協するか。

直感的に感じるものでもあるし、

一度決めてしまえば簡単には動けないから

慎重さも必要だし。

そして、なかなか決まらないと疲れてくる。

本作りも家探しもパーフェクトな正解は存在しない。

時間をかければいいというわけでもない。

人のせいにしないで、自分の決めた選択に、

自信を持つこと、納得することが大事。

でも人間だから当然いろいろ不安です。

関連記事

  1. 記憶との向き合い方

  2. 本を読もう

  3. いいものを作るには時間が必要

  4. 決断とは選択肢を捨てること

  5. 場としての食事

  6. 余裕とがんばることのバランス