そもそも物欲がないので買いものはあまりしないけど、
選ぶ際の基準は必要最低限でやっぱり自分が好きかどうか。
適当な買いものはほとんどしなくなった。
物はすでに溢れているし、スマホひとつあれば
エンタメも詰まっているので、買いものをする
必要性がどんどんなくなってきている実感がある。
それでも街に出ると、みんな買いものが好きだなあと
よく思ったりする。
やっぱり買いものは高揚感があるし、気分が上がるし、
ストレス発散にもなるからだろう。
でも最終的に捨ててしまうのは寂しいこと。
物の品質はどんどんよくなっていて、
違いに差はなくなってきている。
企業の競争は激しくなっていくばかりだ。
いかに付加価値をつけて消費者に選んでもらうか。
これからは存在意義や目的意識や物語性が
大事だと言われている。
何のためにそれをしているのか、
どこに向かっているのか、
その商品で生活や暮らしがどう変わるのか。
それらを上手に表現して伝えていかないと、
振り向いてもらえないほどに、
消費者のリテラシーも上がってきている。
今ならSDGsであったり、環境問題であったり、
トレーサビリティなど、企業の取り組む姿勢そのものが
買いものをする際の選ぶ基準として重視されてきている。
事実、自分もそんな意識で物を見るようになってきた。
背景のストーリー、理念や目的が見えていると
安心した買いものができる。
そこに応援が含まれるとより気持ちがいい。
この流れは消費行動全体に言えることだから、
飲食業界も例に漏れずその中に含まれる。
どれだけの想いで向き合っているか。
正しく伝える技術も大切だし、
何より本気で思ってないとけない。
美味しい料理やオシャレな空間を
ただ作っているだけでは、
むずかしい時代になってきている。