またひとつおせちが終わった。
緊張が解ける、この開放感は絶大。
もう6回もしているのに慣れない。
気に入ってくれるのだろうか。
満足してくれるのだろうか。
高額な商品だけにプレッシャーも大きい。
作ってお渡しして終わりではなく、
基本的に次の日に食べるものだし、
終わったけどまだ終わってないようなもの。
ひやひやと新年を迎えるのだ。
こうしておせちが定番化しているのも、
楽しみにしてくれている人がいるから。
期待してくれている人がいるから。
料理を通して人と人との関係性が続いていく。
だからこそお店も存在することができている。
気持ちを切り替えてまた次の一年に向けて。
何かが始まる予感がする。