周りの飲食店のレビューや口コミをなんとなく眺めていた。
お店側が意図しないところでお客様の主観が数字や言葉で
評価され、だれにでも見えてしまうのはいい意味でも悪い
意味でもインターネットのいじわるなところ。
いい評価をしている人の方が圧倒的に多いけど、やっぱり
悪い評価をして嫌なコメントを残している人はいるものだ。
そしていいコメントよりも、嫌なコメントに評価が集まっ
ていたりする。
人間はどこまでいっても論理より感情の方が優先されてし
まうから、実際に行って気分を害したりすると書き込むこ
とで発散させようとしているかもしれない。
あと、自分と同じ気分を他の人にさせたくないという正義
の気持ちで書いてる人もいるような気がした。
ネガティブな感情は共感を集めやすいので、優越感に浸れ
る、ということもあると思う。
悪く言ってる人はの他のお店へのコメントを見てみると、
どのお店に対しても悪く言ってる傾向にもあった。
誰かや何かのためという動機で動いてる人を変えるのはむ
ずかしい。
そもそも他人を変えようなんておこがましい。
「サービスが悪かった」や「いつ行っても閉まってる」は、
期待値が上がっているから起こる反応であって、個人の差
こそあるものの、お店側としてはお客様全員を過不足なく
満足させることは不可能なことだ。
自分と相性の悪いお店があって当然なのだから、どうか悪
口を言わずそっとしておいてあげてほしい。
何も言わないことの方が誰かのためになっているという
想像力をはたらかせてほしいと思う。
お店をしている人によく話を聞くけど、ほとんどの人が他
人のレビューやコメントは見ないと答える人が多い。
なぜなら負の感情にはどうしても引っ張られてしまうから。
最近の見えすぎる世界にはどうも生き苦しさをおぼえてし
まう。