知らない幸せ

ブータンという国の幸福度が高いとよく聞くけど、

最近はそうでもないらしい。

そもそも幸福度に順位をつけれるのかと疑問はあるけれど。

1位はフィンランド、日本は56位、ブータンは圏外だそう。

ブータンが急降下した理由が興味深かった。

インターネットやSNSによって情報が行き届き過ぎたから

なんて言われているらしい。

今まで見えていなかった他者の幸せを知ることで

比較ができるようになった。

幸せという概念はとても相対的なもの。

何と比べるか、誰と比べるか。

この世界に生きている以上、目に入るものを知ってしまう

と否応なく比べてしまうのが人間。

でも比べることは悪いことではなく、成長を求めたり、

モチベーションを上げるいいきっかけになる。

よくないのはSNSなどで自己顕示欲の高い人たちが、

繰り広げる世界に対して劣等感を抱いてしまうこと。

本当の幸せは各個人が決められるはずなのに。

欲望には限りがない。

人間の本能的な欲求でもあるし、上には上がいる。

インターネットで世界がつながるのはいいことだけど、

知りすぎてしまうことで疲れる人はきっといる。

どの環境にいるかも大事な要素で、

周りが優秀な人ばかりだと自信はなくなるし、

井の中の蛙状態もまた考えもの。

田舎か都会でも変わってくる。

いずれにせよ流れてくる情報に感化され過ぎずに、

自分の身の丈にあった幸せを見つけることに専念したい。

関連記事

  1. 子供と過ごせる時間

  2. 食べる劇場

  3. テイクアウトの問題点

  4. 息をするように

  5. 終わりなき新商品のサイクル

  6. スロージャーナリズム