飲食店は景気にも季節にも天気にも左右されやすい仕事。
常連様もいれば、一年に一回に来る人もいれば、
一回だけで終わる人もいる。
実際に利用する人、SNSなどの情報だけを見てる人。
美味しかったと言ってくれる人、言ってくれない人。
いい噂を流してくれる人、悪く言う人。
常連様も自然と入れ替わっていく。
いろんな環境の中で、いろんな人と関わって、
流動的に不確かな状況下でみんな営業している。
日々同じ気持ちで営業している。
それらを全部ひっくるめて、
根底にあるのは人と人との信頼関係だと思う。
その信頼関係を築くためには時間が必要で、
暇な日も忙しい日も変わらず
愚直に営業を続けた先にあるもの。
続けることができるのもまた
お客様の利用や応援があるからこそ。
いいお店はどこも応援と信頼と継続とがバランスよく
循環していると言って間違いない。
それと場所のエネルギーみたいなものも外せない。
お店にはいろんな人が足を踏み入れるので、
”気”のようなものが混ざって合わさって、
その場所が持ってる歴史や文化も含めて、
目には見えない何かが形成されていく。
いかにいい気を集めれるかも大事なことだと思う。
ポジティブさと愛嬌が必要。
それ以上に何をするかにもよるけど、立地の良し悪しは
集客の面において売上に大きく左右する。
あとはやっぱりメンタル。
後にも先にも精神面の強さがその人の人生のあり方を
決めるんじゃないかというレベルで大事。
何も行動しないでメンタルは鍛えられないので、
失敗や苦労を経験してこそ身につくものだろう。
それに手仕事における料理などの作品は、
作り手の気持ちや感情が映し出される。
信頼関係、場所選び(どの環境で過ごすか)、メンタル。
お店をする上でとか言っておいて、結局は
誰にとっても、どんな仕事にとっても大事なことだった。