自分の人生に集中するために

ネットで世界がつながったことによって、いろんな価値観に触れる機会が圧倒的に増えた。
それによって選択肢も増え、「我慢」というニュアンスも昔と比べ変わってきたように思う。
学校に行かない子供や、がんばって就活して入社したのにすぐ辞めてしまう人の話もよく耳にするようになった。
心に負荷をかけて無理をするのはよくないけど、続けることでしか見えない景色もあるから、自分の中の限界ラインをどこにひくかは本当にむずかしい。
ひと昔のように選択肢が少なかった時代は、そもそも他の世界があることを知らないので、嫌なことも我慢をすることしかできなかった。
学校に行くしかなかったし、会社に勤めるしかなかった。
ある意味、型にはまっていればよかったので何も考えなくていいので楽だったとも言える。
今の社会は混沌としているので、ますます個人の考える力が若い世代にまで求められているような気がする。
勉強系のコンテンツに需要があるのもきっとそういうことなんだろう。

同じ国民でも地域でも会社でも家族でも、人それぞれの価値観に違いがあることを気づき始めている。
無理をして我慢をしてまで同じ場所にいなくていいんだと。
自分に合った価値観の人といる方が心地いいとなると、その集まりの強度は増していく。
そう考えるとコミュニティの重要性が高まっていることに納得できる。
合わない人は合わないと割り切れるようになったのも、その時代の流れがあるからなんだろう。
これからいろんなところで分断が生まれることは避けられないし、共存していくことを受け入れれると少し生きやすくなりそうだ。
みんな違うし、みんながそれぞれ正義をもっている。
だから他人のことはどうでもいいというスタンスで。
いいかげんマスクをはずしたい。

関連記事

  1. 老いについて

  2. 背景を知って想像する

  3. サステイナブルを目指して

  4. 自然体がいい

  5. 続けていられる

  6. モノも電気も