手放すイニシエーション

誰だって環境や時代の価値観に縛られてしまいがち。
閉じた内側の世界にいるとどうしても視野が狭くなってしまう。
偏った考え方、正義の思い込み、余所者を排除しようとする思考回路。
一生その中で過ごすなら問題はなさそうだけど、決してそれがいいことだとは思えない。
その場所から抜け出すには相当な勇気と覚悟がいる。
それは何かを手放すことと同義で、やめる、捨てる、諦める、などはどれもネガティブな言葉として扱われるけど、ロジックとしては前に進むためには避けられない儀式のようでもあったりする。
身体における代謝と同じようなもので、入れたらその分出さないといけないし、出さないと次の新しいことが入ってこない。
インプットとアウトプットの関係性。
身体も脳も環境も生命も循環してこそバランスよく維持されているのであって、それが滞ると問題が生じるのは自明の理だ。
そしてその順番がまた大切で、先に手放し失うことを優先させないといけない。
怖さと不安を上回る勇気と覚悟。
スクラップアンドビルド。
ファスティングのメカニズムも、ミニマリストの考え方も、震災からの復興も、失う犠牲があってこそ新しい何かが形成されていく。
人間の本能は安心や安全を求めたがるので、それは自分の意思力との戦いになる。
今いる場所に満足していなくて、変わりたいと願っているなら、先に何かを手放さないといけない。
どれだけ事前に準備をしていても、手放してからじゃ見えない景色がある。
どれだけ頭で考えたとしても、行動してから見える景色には敵わない。
それは生きてるうちに避けられないイニシエーションのようなもの。

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