価値が生まれるということ

先日、念願のNFTをはじめて購入した。
ブロックチェーン技術で新しく生まれた代わりのきかないデジタルデータ。
海外市場では盛り上がっているけど、日本では法規制も追いついておらずまだまだ世間に浸透していない現状で、購入するまでの手順も複雑でハードルが高い。
新しい産業なので怪しさは拭いきれないけど、やってみないとわからないし、NFTを持った感覚を一度体験してみたかった。
いろんな業界にも転用できそうな概念なので、とても可能性を感じていておもしろい。
実際に持ったことでその界隈の情報も積極的に入ってくる。
いろんな人がいろんなことを言っているので、正しく理解しないとただの投機になってしまうから気をつけたいところ。
市場が小さいうちは多くの人の参入も懐疑的になる。
先行者利益はどんなムーブメントでも確実にあるので今がすごいチャンスだと思う。
有識者ではないので意見は参考までに。

NFTを買ってみて思った一番の発見は、新しい価値が生まれてるということ。
デジタルデータをトレードして大きなお金が動いているのは、それに価値があるとみんなが認めているから。
お札だってただの紙切れなのに、価値があるとみんなが信じているから貴重なものとして扱われている。
ロレックスもフェラーリも、性能が優れているというより希少性やブランドが価値あるものと思い込まされているだけであって、普通の時計と車に代わりはない。
みんながそこに価値を感じているなら、それは価値のあるものになっていく。
ということは価値は誰にだって作れる可能性があるということ。
この文脈はアートの思想や生まれ方とすごく近い。
まだまだ考える余地がありそうだ。

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