例えば本屋さんや図書館には、膨大な量の人類の叡智が溢れている。
ネット上の情報は世界中の砂粒の数より多いと言われている。
それらの知にふれる機会は生きてるうちにごくごくわずかでしかない。
人間には忘れる機能も搭載されている。
でも何も知らないより何かを知ってる方がいい。
与えてもらうことに甘んじるより自分から積極的に。
選択肢が広がって可能性が高まっていく。
学びに終わりはないから、死ぬ前日まで学び続けないといけない。
北斎は90歳になってようやくうまく描けるようになったと言っている。
幸福だって、人間関係だって、お金だって、理性だって、総じて学べる人のもとへ集まっていくと思っている。
集まるというか、そこにあることに気づけると言った方が正しいかもしれない。
6年前の今日にMEEKはオープンした。
本来、お客さまに対して公に感謝するべきなんだろうけど、なんとなく躊躇った。
お店はひとつだけど、営業のやり方も変わってきてるしで、決して誠意のある活動ではないと思ったから。
それでも小学校を卒業できるくらいの年月を支えてくれたのは、お客さんとの信頼関係があったからこそ。
こっそり感謝の気持ちをお伝えします。
まだまだ知らないことばかりで、まだまだ未熟者で、もっとたくさんのことを知らないといけないなと思う。
限界を感じる時と可能性を感じる時が交互にやってきての繰り返し。
やめることの大切さと続けることの大切も同じように繰り返しやってくる。
そんな葛藤を抱きながら奇跡的に6年も踏ん張っているという事実。
でも経験を通じて気づけたことがたくさんあるのは唯一の知的財産だ。
いまだにどうしていいかわからないし、納得がいってないのは、学びの過程だからなのか。
90歳まで続けれる自信はまるでない。