やるしかない気概

よくいろんなことに挑戦していてすごい、なんて言われることがあるけど、実はそうでもなくて、現状に満足できていないから挑戦せざるを得ないと言った方が正しかったりする。
常々自分の居心地のいい場所を早く見つけて、安心して落ち着きたいと思っている。
自分でお店をやっていくヒリヒリとした人生は緊張と不安の連続。
今までやったことのないことをやる時の第一歩はとても勇気が必要で、何日も何日も後回しにしてしまうことなんてざらにある。
あの時もっと早く進めていたら今頃はよくなっていたのに、みたい後悔は日常茶飯事。
でも蓋を開けてみたら今でよかったと思うこともあったり。
自分で考えて、自分で動いて、自分で結果を受け止めて。
だれになにを言われるでもなく、自分の人生を選択できるのは幸せなことかもしれない。
あるいはとても贅沢なことかもしれない。
その分の心理的負担は一般の人とはまた種類の違うものだろうけど、リスクの大きさとリターンの大きさはうまく釣り合うようにできている。
人生に満足しきってしまえば、それはそれでつまらなそうだし、人間はどこまで言いても強欲な生きものだから、常に何か足りないものを求めるのだろう。
新しいことをする時は、緊張や不安、苦しみを伴うけれど楽しみや喜びとも表裏一体で、いろんな感情が頭の中を行ったり来たり駆け巡る。
詰めは甘くないか、本気度は確かなのか、何度も確認して進むしかない環境を自ら設定して退路を断つ。
ストイックな人みたいだけど、早く安心がしたいと切に願っている裏返しでもあったりする。

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