一定数いると思っている嘘をつけない人たち。
誠実すぎて、真面目すぎて、不器用すぎて、環境に適応できなさすぎてかえって損をしているんじゃないかと思われる人たち。
誠実や真面目は褒め言葉のように聞こえるけど、どうしたって曲げれない信条は行き過ぎると時に息苦しささえ憶える。
もっとゆるく楽に生きれば楽しい人生になるとわかっていても。
そのような人たちは総じて頑固者や職人気質というカテゴリーに分類される。
そしてだいたいにおいて周りからは変人扱いされる宿命だ。
でも周りの意見に流されずに、決して手を抜かず一つの物事に集中して目標達成する能力は、ある意味変人でないとできないかもしれない。
名だたる時代の変革者も変人が多いと聞く。
そんな変人たちが時代を前に進めてきたのは歴史を見ても明らかな事実。
生きるか死ぬかの瀬戸際で信念を貫く姿勢を、ぼくはかっこいいと思う。
何かを犠牲にしてまで何かを表現したくて、もがいてもがいてやり抜こうとする生き方を、ぼくは美しいと思う。