地道に緻密に

物事をどう捉えるかで解釈の余地はいくらでも生まれます。
特に過去の出来事は事実として変えれないけれど、現在の感情の選び方は自由に変えれます。
当時の失恋の傷みは今の恋愛に活きているはず。
数々の失敗経験があるからこそ人は成長していくものです。
これはどの地点からどの地点に時間軸を取っているかというところが重要です。
ざっくりと短期視点なのか長期視点なのか。
自然の摂理として長期目線でみると物事はゆるい上昇でいい方向へ向かいます。
それは人類の進化が証明してくれているわけです。
なので投資も長期積み立ての方がより確実にリターンが返ってくるわけです。
でも短期で結果を欲しがるのが人間の弱さです。
今すぐもらえる100万円と1年後にもらえる110万円では、きっと今欲しい人がほとんどでしょう。
企業の仕組みは投資家ファーストなので、結果を示す義務があるため必然的に短期の数字を追い求めてしまいます。
短期視点になるとどうしても打ち手が限られてきます。
たとえ有効な施策でも利益に直結しないことはできません。
わかりやすいのが教育ではないでしょうか。
新人育成はすぐに結果が出ないけど、教育し続けないと長期的な結果が得られないわけです。
どこに納得のいく線引きをするかはとても難しく、人によってもそれぞれです。
極端な例ですが、お店にお客様が来て帰るときに大雨が降ってきて、傘もなく次の予定まで時間がないと言われ、お店を閉めてお客様を目的地まで車で送ってあげたとします。
この場合、お店を閉めた時間の売上は失いますが、お客様の記憶の中には感謝の気持ちがずっと残っていると思うのです。
それが巡り巡って結果で返ってくる。
返ってこないかもしれないけど行動しないと何も始まりません。
長期視点に立つと相手の”感情を動かせる”選択肢がすごく広がると思うのです。
当然キャッシュフローを回さないと事業は継続しないので、そう簡単なことではありません。
ただ、感情を動かすことが人間の根源欲求だと思うので、目先の利益ばかりを追いかけて見失ってしまうのはとても危険です。
何がしたいのか何のために存在してるのかに関わってきます。
長期視点は決して晴れ舞台ではありません。
進捗状況が見えづらくその成果すら感じにくい。
でもコツコツと地道に緻密に歩みを進める。
いい世界を作ろうと思ったらそれしか方法がないといっても過言ではないでしょう。
成功か失敗の二元論で語られることが多いですが、本当は成功という一本道しかなく諦めた人が失敗に分岐していく、という話を聞いて本当にそうだなあと思いました。

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