働く人たち

今回の旅であらためて感じたのは、各地域でみなさんが思い思いに仕事をして生きていること。
当然のことですが、知らない場所の知らない街を歩き、行く先々で感じたのは誰かの仕事によって自分も支えられているという現実。
特にサービス業に携わっている身として、いろんな人のサービスに関しては人一倍敏感です。
心からお客様のことを思って接客をしている人もいれば、割り切って仕事をしている人もいて、どんな姿勢で働いているかはだいたい肌感覚でわかります。
でも、どんな姿勢であるにせよ働いている人たちがいることで社会が成り立っていることは事実です。
上から目線ではなく、みんなすごいと思いましたし、みんなかっこいいなと思いました。
たとえ寂れた街でもトヨタの車は走っているし、スマホだって行き届いているし、小さな飲食店もがんばっているし、誰かのサービスが隅々まで行き届いている。
コンビニが街の人の憩いの場になっていることがとても印象的でした。

これは職業柄なのか、いいサービスを受けるとやっぱり気持ちがいいものです。
心にスッと入ってくるような感動を与えてくれます。
サービス業の現状は一般的に社会的地位が低いけれど、人間にしかできないことだし、人間っぽい仕事なので、そう評価されることはとても残念なことです。
仕組みや構造の問題でもあるのでなかなか根深い社会課題です。
サービス業となるとつい感情が入ってしまいますが、どんな仕事にせよ働いている人がいること
で生かされているのは素晴らしいことです。
自分と直接関係のない仕事もあるかもしれないけど、時間や空間を辿ってみればみんなつながっているような気がしました。

関連記事

  1. シンプルな料理

  2. 自分の歩幅で

  3. 良質な情報

  4. ありがたみに気づけること

  5. 風景としての街

  6. フードロスのこと