かけた時間の意味

すごく時間をかけて取り組んだのに思うような結果が得られない局面があります。
例えばコンペティションやコンテストなどの賞を取るような行動は、落選するとがんばった努力がまるで消えてしまうかのようです。
反対にお店をしていると、営業している期間とお客様の信頼はおおよそ比例するので、進んでいる実感こそないものの積み重なっている感じはします。
これはどちらも料理という仕事を長くしていたからこそ気づく視点ということに今気づきました。
もしくは個人的に大切にしている価値観がお金よりも時間に比重が大きいからかもしれません。
職業によっては、単純作業を繰り返す場合もあるので”かけた時間を未来に投資する”という考え方は一概に当てはまらないです。
むしろその考え方そのものが資本主義の奴隷になっている気配すらあります。
かといって今を楽しもう、みたいな風潮がありますが実際問題むずかしく、将来は不安ですし、よりよい未来にしたいために今をがんばるわけです。

何を言ってるのかまるでわかりにくいですが、かけた時間が無駄になった出来事がありました。
思うようにいかないのが人生です。
何かと行動に意味を求めたがる人間の性質もまた、資本主義というOSに毒されていそうです。
深く考えずに、何も考えずに、今を生きる。
動物の方が人間よりよっぽどしあわせかもしれません。
早く寝たほうがよさそうです。

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