デジタルアイデンティティを育てていく

テクノロジーの進歩を見ているかぎり、人類は確実にデジタルに触れる時間が長くなっています。
今さら馬車で移動する人はいないし、スマホをあえて海に捨てる人もいないでしょう。
万物の法則は不可逆的で、歴史を俯瞰して見ても人々の暮らしが便利で快適に向かっていることは紛れもない事実です。

デジタルが身近にあることによって、インターネットやSNSを通して一般の人も発信ができるようになりました。
そうすることで自分らしさが良くも悪くも不特定多数の人に認知されるわけです。
一昔前なら自分の人格や個性を相手に表現するには、実際に話すか履歴書くらいしかなかったように思います。
どんなアイコンなのか、何を言っているか、投稿内容や写真のクオリティ、全体の統一感などを見れば、おおよその人物像が想像できます。
数値化されている指標がとても顕著で、自分のアカウントに鍵をかけている行為自体も、その人の個性の一部です。

安定神話が崩れている現代社会で不確かな未来を生きていくためには、大きな組織に依存するのではなく個人のスキルがいかに社会の役に立てれるかが問われていると思います。
子供の時からデジタルが身近にある若い世代の人にとっては、そんな潮流の気配を無意識的に感じているのかもしれません。
実際に個人で活躍する若い人たちも増えています。
デジタル機器などの環境が整ったとも言えるでしょう。

今でさえ個人の行動データはテック企業に把握されているので、中国のように個人の信用が数値化された監視社会になるのは時間の問題のような気がしています。
監視という言葉があまりよくないですが、透明性が高まれば悪いことができなくなるので善意に溢れた社会になると期待したいです。
そんな未来を想像すると、デジタル上での日々の小さな行動履歴が後になって書き換え不可能な資産になっていくと信じています。

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