楽しみにしていること

最近のテクノロジーの進化にとても強い関心がある。
インターネットの登場でコミュニケーションの在り方が大きく変わったように、これからやってくる新しい技術もまた人間の生活を、価値観を180度くらい変える可能性があると思っている。
今までは特に新しいことが好きなタイプではなかったけれど、なぜか不思議と気になって仕方ないのは希望を感じているから。
この世界を俯瞰してみると争いこそあれど社会は確実によくなっている。
よくなっているという表現は曖昧だけど、貧困が減っているのは事実としてあるし、生活が便利で快適になっているのは多くの人が実感していること。
例えば、介護を必要とする人や障害を持つ人はロボティクスの技術があると社会と接続できる。
大きなくくりでマイノリティな人たちと最新のテクノロジーの組み合わせで、社会参加して活躍できる可能性があると解釈している。
それは今までできなかったことができるようになるということ。

歴史を見ても生まれつき身分が固定化されてた時代から、今まさにインターネット技術によって身分問わず個人が活躍できる時代になっている。
それでもSNSなどである程度目立てるのは個人の中でもマジョリティ側に属している人たち。
容姿が整っていて、明るくて元気でおしゃべりが達者な人たち。
でもメタバースとやら仮想空間が当たり前になると、容姿など関係なくみんなが平等になっていく。
人それぞれコンプレックスの差こそあれど、外側にあるものは新しいテクノロジー技術が解決してくれる。
そんな時代の流れを希望と言いチャンスと捉えるのは、ぼく自身がマイノリティ側の当事者だからかもしれないけれど。

いずれにせよどんなに新しい技術が生まれようとも、人間は誰かと関わりたいという社会的な生きもの。
声なき者の声がどう社会に届くのか。
どのような形でコミュニケーションが変わっていくのか。
できなかったことができるようになっていく人類史の過程にいて、予測しつつ理解しながら未来を楽しみしていたいと思う。

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