ビジネスシーンでは返事が遅い人は仕事ができないとされている。
忙しい人ほど返事が早くて、暇な人ほど返事が遅い。
ビジネスの最前線を走ってるわけではないし、秒を争うほどの仕事もしてないのだけど、返事が遅い人と関わるときはあまりいい気分になれない。
返事の速さは人を見るときの一つの大きなバロメーターにもなっている。
返事は早くするにこしたことはない。
早く決断したほうがスッキリするし、物事はスムーズに進むし、他のことに時間も使える。
返事をしないでおくと時間が経てば経つほどお互いの心的な負債が溜まっていく。
もちろん考える時間や迷う時間も考慮した上で。
返事を欲しがっている人を待たせていることになるし、返事をしないといけない人は放っておくと遅れていることへの申し訳なさがどんどんと積み重なっていく。
返事を待っている人は寛容さを持ち合わせていれば耐えれるけど、返事が遅い人は自業自得だよなあといつもよく思っている。
遅すぎるのに申し訳なさを微塵も感じてない人もいるけれど。
個人的な見解だけど、返事の速さは優先順位の問題だと思っている。
相手への優先順位、相手が自分にとってどれだけ大切かどうか。
前回の自分の人生を生きようというスタンスにおいて、相手への配慮や敬意がここでも問われると思う。
自分が中心になりすぎてはいけない。
相手がいてこそ仕事も社会も成り立っている。
誰だって自分の大好きな芸能人が今から会いたいと連絡がきたら秒で返事をするはずだ。
性格や性質にもよるだろうけど、人は返事の速さで相手への大切さを無意識に選別している。
そして返事が遅い人と関わると自分もそれに合わせるように返事が遅くなってしまう。
返事が遅くても気にならない人なんだと烙印を押すような感じ。
よく忙しいことと返事が遅いことが因果関係を結ばれがちだけど、言い訳だと思っている。
冒頭のように忙しい人ほど返事が早い。
もうひとつの活動で飲食店の人と関わることが多いのだけど、飲食店の人はだいたい返事が遅い。
当事者としても忙しい仕事なのはわかるけど、忙しいを理由にするのはなんか違う。
いろんな状況や事情があるのを考慮してなお対応の悪い人が中にはいるので、そういう時は残念な気持ちになってしまう。
大切にされてないんだと思ってしまう。
待ってる人がいるという想像力はないのだろうか。
繊細すぎて気づきすぎて時に困ってしまう。