大学に進学するかどうかは人生の大事な分かれ道。
日本社会では特に学歴やキャリアで人の価値をはかるので、卒業している方がやっぱり何かと有利なステータス。
それにしては国公立でなければ費用のかかる肩書きだ。
入学するまでにも塾などの費用を考えれば、教育への投資は相当なもの。
その費用は海外に行くなど、いろんな体験に使った方がいいのではとさえ思う。
親の監督責任は何歳まで?
経済的な理由をいったん忘れたとしても、大学の学費は親が出すもの、という風習に少し違和感がある。
出さないからといって親の責任を放棄していると結びつけるのも短絡的な気がする。
どれだけの人がキャンパスライフを将来の自分へ有意義なものにしているのだろう。
今は大学を卒業して就職してもすぐに辞める人が多いと聞く。
描いたビジョンも変化していく方がデフォルトではないのか。
型にハマって周りの目を気にしながら、みんなと同じレールを進んでいくという文化はまだまだ染み付いているように思う。
自分の人生を主体的に決めることは、どんな時代の価値観においても普遍的に大事なこと。
自己責任論になってしまうのは危うい側面があるけれど、親を含む誰かに依存してしまうと覚悟や勇気に甘えが混じってしまう。
その境目がちょうど18歳だとしたら大学に進学するという覚悟は、大人になるための、自立するための大きな第一歩だろう。
自分の人生を自分で引き受ける覚悟。
社会は寛容になりつつあるけれど、少しくらいの厳しさも時には必要なのではないか。
無理をした奨学金で自己破産するのは行き過ぎだけれど、子供の主体性を信頼してサポートして何かあった時のセーフティネットくらいの塩梅がちょうどいいような気がする。
あくまでも個人的見解だけれど。
そんな話を今日お客さんとして共感した。